ALBUM

柏木治子アルバム

※写真クリックで拡大表示

アトリエで猫を抱く治子。

朝アトリエに入ったら。
1.窓をあけて空気の入れかえ。
2.ポットに湯を沸かす。
(いつ人が来てもよいように。お手伝いさんがいるわけではないからあわてないために)
3.アトリエの中に目ざわりなものがないかを確かめること。
ダンボール箱とかその他アトリエにふさわしくないものがあったら片付けること。
写真を撮ったりするとき特に写っては困るものなど。
(案外、他の人のアトリエの写真にダンボールなどが写っているのです。)
4.すっかりきれいにするのでなく芸術的にちらかしておく。
5.紅茶の用意。

お気に入りの猫「フォーレ」とソファでくつろぐ。

絵画教室に来た生徒達にアトリエでお茶振る舞う治子。
紅茶に、スプーン一杯の洋酒を入れて香り付けするのが「治子流」であった。

柏木治子邸の入り口には治子の手書きの表札が掲げられていた。

柏木治子邸、門の前から。

柏木治子邸、庭の様子。桜の季節。

柏木治子のパレット。

柏木治子邸。春間近、雪の残る庭。

柏木治子、若き日の自画像。
「春の展覧会を終えるとすぐ秋の日展の絵にとりかかる。
これが私の毎年のやり方です。
その間に小品を描く時間は十分あるけれど、それにかかっていては大作の方がおろそかになる。
一銭にもならない仕事のために我々は全精神をすり減らして一枚の絵に心を打ち込むのです。」
柏木治子のメモより。

アトリエでくつろぐ猫。治子お気に入りの花瓶。

柏木治子邸、庭。お気に入りの石の上で日向ぼっこをする猫。

柏木治子、生前最期のスナップショット。12月、絵画教室に通う生徒と誕生日を祝う。数日後、入浴中に亡くなる。

お問い合わせ